感じた業界及び会社への違和感、そして危機感
前の記事で記載したとおり、営業活動を通じて工場未稼働の状況を目の当たりにして業界に対して違和感を感じ更に会社では社長が「子供が成人するまであと○○年は頑張ろう」という発言に対して確信と変わりました。
きっとこのままこの業界、会社にいても幸せになれないと。
ここから少しずつ行動することにしました。
目指した先
当時はまた直ぐに辞めて次に転職する。
ではなく、続けながら自分自身の将来を考える事にしました。
幸い前職と違い精神的には続けながら転職先を探すことでできる環境でした。
ありきたりでしたがインフラ系の会社を目指すことにしました。
インフラ系というとやはり考えることは皆、同じで安定力のある業界だと思います。
競争も厳しく人気の業界でした。
2社目で学んだこと
目標は決めたものの、直ぐに実現できるわけでもなく2社目での営業マン生活も真面目にやっていました。
2社目は中小企業で顧客も中小企業が大半を占めていました。
①商売
やはり営業マンとして利益、粗利とか凄く勉強になりました。
メーカーから直接顧客に販売するパターンもあるし、とある地域では問屋を経由して販売する等、様々なことが学べました。
②取引先
顧客も中小企業の社長ばかりでした。
直接お話しする機会が多く、やはり今になっても貴重な経験だったと思います。
③業界ルール
問屋を経由していると何かと助けていただき便利だったりしますが何かと暗黙ルールがあってとても大変でした。
私としては新規に売り込みたいのに問屋さんはもちろん競合他社製品も取り扱っているのでバランスを重視されます。なのでなかなか売り込めない。という状況でした。
しかし会社に戻ると「売ってこい!」となります。
次第に社長は「問屋とは袂を分かつ」と鼻息を荒く目先の利益追求ばかりでうまく間に立つのが大変でした。笑
正直、業界が縮小規模だったので無駄な争いはしない方が良いと本気で思っていました。
④会社
2社目には結果的に4年弱在籍しました。
50人弱なので観察していると何となく色々わかります。
先ずは社長について、オーナー企業の3代目。
お金持ちの社長って感じでした。確か当時40代半ばでした。
決断力もあり凄くいい人でしたが、やはり本業である会社は冒頭で申し上げたとおりそこまで力を入れていないのが何となく分かりました。実際には別会社で不動産もやっておりビジネスには長けている存在なのかなと思いました。ただ、見えないとこでやって欲しかった。笑
個人的には好きな社長でした。
また、前職でもそうでしたが残業代は一切出ませんでした。
やはり中小企業は体力的に払えないという事なのでしょうか。
退職を決意させる二人の存在
インフラ系の会社を目指しつつも、2社目で営業マンとして日々を過ごしておりました。
そのままここで頑張っても良いのかなと思ったのですが会社には退職を決意させる二人の存在がありました。
①会社の役員
この方は当時の社長と歳も近く役員になっていました。
あまり言い方は良くはないですが・・・
「ヒステリックで声がデカく高圧的」
まあ私も高圧的にしかも大声で怒鳴られました。笑
当時の社長にはYESマンとして近づき気に入られ、他の者にはその態度。
あまりにも尊敬できない方がいました。
懐く人だけには良く面倒見る感じでした。
ただ、この方が会社の役員なのがちょっとキツかったです。笑
②営業部の上司
この方は尊敬していました。
面接で私を最終選考まで通過させてくれた方で後に入社後に色々と面倒見てくれる方でした。
また営業マンとしても業界でいう大手にも入り込み莫大な売り上げを上げていました。
自分自身も少しずつ実績を出しておりましたが、あの売り上げを立てる能力は本当に凄いと思いました。
しかも、業界でもちょっとした有名人でした。
ただ、莫大な売り上げを上げても上にはいけない。
本人自身もその事が原因の一つでかなりモチベーションは高くなかったと思います。
(毎朝、ネガティブな愚痴を聞かされていました・・・笑)
会社の真意は分かりませんでしたが、「正当な評価がされない」というのは自分自身にも影響すると感じました。
退職
2社目で営業マンとして日々を過ごしつつ転職活動も継続しておりました。
そして、インフラ系の会社より内定をいただきました。
迷わず転職することを決めました。
当時の上司にも伝え、一度は止められましたが私の転職先を聞くと何も言えなくなっておりました。
恐らくそちらの方が良いと思ってくれたのでしょうか。
後日、上司から役員の方々にも伝わりその後の営業会議の雰囲気は何とも言えない雰囲気でした。
退職を伝えてからは私の退職により人事異動が発生、それによって退職を決意する人や多少なり影響を与えてしまった罪悪感もありましたができることを精一杯やりました。
最後の日まで営業活動をして、自社製品を売り込み、後悔ないように退職日を迎えました。
まとめ
2社目では営業マンとして仕事をして色々と学ぶことがありました。
とても大変な日々でしたが今では経験できないことばかりでした。
そんな日々の中でも自分の中で疑問を感じ、解消するために転職をしました。
自分自身の人生のために行動をし続けることの大切さを学ぶ事ができました。
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